4/9に次男の大学入学式を終えて、12日から10日間口腔外科に入院してきた。これは備忘録まで。
7.入れ歯かブリッジかインプラントか
経過は順調。とはいえ前歯無し状態は続く。今はマスク時代だから救われるけど、この先どうするのがベストかは悩むところ。
抜いたのは右上の2番。現在乳歯の抜けた小学生のようだ。さて、どうする。
・入れ歯
入れ歯にしてしまうのが外科的処置がなくて一番負担もトラブルもないんじゃないだろうか?と素人考えでは思う。保険なら数千円で作れるし、老朽化に合わせてちょいちょい新しいのに取り替えるような、コンタクトレンズみたいな使い方できないのか?
と思ったのだが入れ歯を引っ掛けるため、両脇の歯(1番3番)に負担がかかってその歯も早くダメになるんだそうだ。
あと歯がないと歯を支える上顎骨も溶けて無くなってしまうらしい。せっかく移植して上顎の骨を作っているのに、またこれが溶けてしまったらこんな大仕事で入院したことが台無しだぁ。
・ブリッジ
じゃあ、ブリッジ。歯茎に穴を開けたり、骨にネジを埋め込んだりせずにできるからいいんじゃなかろうか?また素人考えで思う。
ところが、ブリッジっていうのは抜いた歯一本分では作ることができない。両脇の健康な歯(1番と3番)を削って土台として3本分の被せ義歯をつけることになるんだそうだ。
せっかく虫歯にもなっていない歯を2本も削るのは勿体無いと主治医の先生だけでなく、根の治療をしてくれた先生にも言われる。
それに削った歯は脆くなりダメになりやすい。さらに3本分のお金がかかるんだと!
保険でもできるけど、見た目がチープで前歯だったら自費診療(保険の効かない)の綺麗な歯にしたくなるらしい。そうするとインプラント1本作るのとやるのとさほど変わらない値段になる。
・インプラント
というわけで、せっかく骨の再建までしてるんだからインプラントがいいよと先生は熱く語る。他の歯を傷つけない、噛む力が元通りになる、見た目が自然、いやでも定期的なメンテナンスに通うので歯の健康を維持しやすい。
もちろんお金がかかるけれども、余裕があるなら先々の歯の健康とコスパを考慮してインプラント一択らしい。
私が「もうこんな目に遭うのは絶対にいやだ。お金がかかっても予後が良い治療がしたい」と切に訴えたせいもあってお医者さんも「それならインプラントだね」と言いやすかったんだと思う。
ちなみに、手術と上顎骨の再建をしてくれている病院は公立の病院なので、ここでは保険適用外であるインプラントはできないんだそうだ。だから儲けようと企んで言っているわけではないと思う。
オススメのインプラント屋さんも紹介してはいけないんだそうで(まあ、そうだよね)、私が探してきたらどこでも紹介状を書きますからと申し訳なさそうに言ってくれた。
ちょっとラッキーだったのは、普通は町の歯医者さんから紹介状をもらってこの病院にかかると、紹介された歯医者さんに一旦戻すのがルールなんだそうだ。だけど、私は耳鼻科から紹介状をもらってきたので戻りようがない。
つぎの治療をやる歯医者さんを自分で選ぶことができるというメリットがあった。
・やっぱりインプラント
結局、自分でいくつかピックアップしていった歯医者さんの中で、主治医の先生の反応が一番よく見えた(気がする)ところが私の第一候補と一緒だったのでそこに決めて紹介状を書いてもらった。
これでこの病院は一段落。次は3ヶ月後に経過観察だ。
「つぎの診察の時、インプラントの進捗を教えてね」と言われ一度早めにインプラント相談に行くように勧められた。
「骨の形成中でもいいんですか?」と聞いたら、「まずは状況を話して相談してみなさい。合わないようだったら別の病院にまた紹介状を書くから」と言ってくれた。
ちょっと海老名先生似(ドクターX)の気さくな先生。本当にありがとうございました。
インプラントの先生、アタリでありますように(祈)